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ひろまさ(@hiromasa79)です。
急性リンパ性白血病になってから、約1年に及ぶ長期入院生活。
そんなぼくが日ごろから愛用しているアイテムを、値段とか見た目関係なく実用性オンリーで紹介したいと思います。

ざっくり記事を読むための見出し
入院生活で便利だったアイテムランキング
10位 検査結果をまとめて管理:A4クリアファイル

「白血病の治療は血液採取である」と言っても過言ではないです。
ほぼほぼ毎日、もしくは2日に1度のペースで検査が必要なので、結構な勢いで検査結果用紙が溜まっていくんですね。
体調不良なんかでしばらく机の上に放置していたら、あっという間に書類の山の出来上がり!
他にも、治療計画書・同意書・薬の説明書の控えなど思ってる以上に紙媒体多いですよ。
もちろん必要なくなればポイっとすれば済む話なんだけど、やっぱり後から読み返したいじゃないですか。
おすすめの使い方は、主治医の説明を直接メモとして検査結果に書き込んでおくこと。
日記がわりに使えます。
9位 自分じゃわからないオヤジ臭も撃退:消臭スプレー&アルコール

ベッドリネンは毎週交換してもらえますが、マイ枕やタオルケット・クッションを持ち込んでいるぼくには必須アイテム。
40歳に近づいてきたので、オヤジ臭(ノネナール)を撒き散らすのは本当に避けたい!
自宅に帰って入院時に着ていた服の匂い嗅いだら、ことごとくオヤジ臭かったですからね。
自分じゃ気づかない匂いって怖い。。
除菌アルコールは、うがい用のコップや保温ボトルなんかを、洗った後に吹きかけておくと衛生的でGOOD♪
8位 白血病治療で一番多い口腔内トラブルを予防:マウスリンス

白血病の治療では、口腔内の衛生管理は本当に大事です!
抗がん剤の影響で、白血球が少なくなってきたら、まず最初に口の中に変化が起きます。
- 口の中が乾いてパサパサする
- 白い筋状の口内炎が無数にできる
- 口内が痛くて物が食べられなくなる
- 水分を飲めなくなる
なんてことになると、入院中の数少ない楽しみのひとつ“食事”に影響が出るので本当に辛いところ。
ぼく自身移植時の放射線を浴びたあと、唾液がほとんど出なくなりました。
口の中がカラカラになるので、しゃべったり口を開けることすらできません。
この商品は、その時に診察してくれた歯科医師に教えてもらったものです。
ポイントは、こまめにリンスマウスをスプレーすること。気になったら何回でもシュッシュしてください。
ちなみにお味は明治SPトローチに近い感じで、後味もすっきりなので不快感はありません。
7位 とりあえず買っといて間違いない:ウェットティッシュ

何でも拭けるって素晴らしい!
- ソープで洗うほどじゃないけど手の汚れが気になる
- テーブルから物を落とした
- 市販の食料品やペットボトルを拭いてから冷蔵庫にしまいたい
ササっとひと拭きで処理できるので、非常に快適。
除菌タイプとノンアルコールの2週類がありますが、手や口などに使うことか多い人はノンアルコールがおすすめです。
除菌タイプはアルコール結構強いです。
詰め替え用40枚×8パックが¥1,000程度と、コストパフォーマンスも良好なので非常におすすめ!
6位 無菌室でも細菌繁殖しないように:紙コップセット
衛生管理がめんどくさいので、毎日の飲食に使うものは使い捨てにしています。
使い捨てにするメリットは、
- 食後に箸を洗う手間が省ける
- 洗い残しによる感染症リスクを回避できる
デメリットは、
- 不経済(勿体無い)
といった感じ。
体調が悪くて“洗面台まで歩いていくことすらできない”ってこともよくあるので、こういう時は助かります。
用途別に数種類ストックしておくといい感じ!
- [200ml]お茶・お水用
- [250ml]一杯取りのコーヒー・あさげ・スープ用
- [500ml]フリーズドライ食品・ミニ麺みたいなの食べる用
ぼくはこの3種類を使い分けてました。
あと、プラスチック製のカップホルダーがあると非常に便利です。一緒にどうぞ。
5位 病院食の味付けには絶対にすぐ飽きます:お弁当サイズの調味料

病院食って塩分コントロールなのか何なのか、味薄くないですか?
2週間サイクルで同じメニューが出てくるし、3周目くらいからは、“いかに美味しくいただくか?”が重要なテーマになってきます。

その点、お弁当用の使い切りサイズはとっても安心!
- マヨネーズ
- ケチャップ
- 醤油
は押さえておきたいところです。
4位 地味だけど実は結構大事なこと:下向きに掛けるコップ

どこにでも売っているようなプラスチック製のコップでいいんだけど、スタンド付きが捗るよっていうお話です。
水洗いしたら、アルコールを吹きかけて掛けておくだけでOK!
たったこれだけで、埃も入らず安心して繰り返し使用できますよ。
3位 抗がん剤治療のおともだち:ケア帽子

白血病の治療では、抗がん剤の副作用で髪の毛が抜けていきます。
これって女性にとっては大問題ですよね。
見た目はもちろんだけど、衛生的にもそのまま放っておくのは良くないです。
特にポロポロと毛が抜けていく時期におすすめしたいのが、このケア帽(写真左のやつ)。
多くのおしゃれニット帽がアクリル製なのに対し、ケア帽子はコットン100%の薄い生地のものが多く肌に優しいし、ガンガン洗えるのでとっても衛生的。
肌着と同じように、何枚か持っておいてローテーションするのがおすすめです。
ケア目的とは別におしゃれ帽も1つ2つ用意しておくと良いですね♪
入院生活が長くなってくると、検査で「外来病棟に降りて行くこと」イコール「お出かけ」の感覚に。
そんな時ちょっとオシャレしてみると、気分が変わって前向きになれますよ!
2位 ハブラシの衛生管理はこれで完璧!?:UV除菌ケース

“紫外線照射で99.9%滅菌!”のキャッチコピーにやられました(笑)。
実際に使ってみた感想でいうと、マジでいい感じです!
まず繰り返し使ってても、毎回フタを開けた時の匂いが無臭なのには感動もの。
白血球が減少してくると、1日5回以上のこまめな歯磨きが欠かせなくなってくるんだけど、そのぶんハブラシをしっかり乾燥させることができないんですよね。
その点、これはケースに入れておくと10分程度で滅菌完了してくれるので大助かりです。
1位 すんげー地味だけど最高に便利!:シリコン製のフタ

はい、フタです。
飲みかけのコップにフタしとくつもりで買ったけど、意外に他のある用途で重宝するんですよコイツ。
ペットボトルのキャップ開けられますか?
ぼくは開けられませんでした。
「何言ってんの?」って感じかもしれませんが、長期入院してるとめちゃくちゃ筋力が衰えます!
そんな時、こいつを使えば簡単に開けられるようになります。
ペットボトルの蓋ごときでいちいち看護師さんを呼ぶのも忍びないので、ホント助かりますよ☆
ちなみに調べてみたところ、レンジラップの代わりが本来の用途みたいです。
1個で3役もこなすイケメンなシリコンのフタくん、1位おめでとう、そしてありがとう。
では