2016 MacBook Pro13 TBモデルにドザが乗り換えて2週間使ってみた感想

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ひろまさ(@hiromasa79)です。

アップルの新MacBook Pro発表会直後、オンライン予約のタイミングを逃していた僕は、店頭販売が始まるのをいつかいつかと待っている毎日でした。そんな中、11月19日(土)に某掲示板で、「本日から、量販店にて販売開始かもしれない」という情報を仕入れます。慌ててヨドバシ博多に電話確認したところ、なんと「在庫あり」との返答です。

「何が何でも今日欲しい!」ただその一心で、母親とのお留守番の約束を破り、息子と2人で博多駅へと直行。無事、タッチバー付き量販モデルのシルバーを購入することができました。今思うと、土曜日の博多駅というとんでもない環境に、マスク1つで出向いたのが、ノロウィルス感染の原因だったのかもしれません。。

ノロウィルスにかかったら、全力で水分補給!そして全力で嘔吐下痢!

2016.12.01

2週間ほど使用してみた感想

本題に戻りますが、新型イイですね!素敵なレビュー動画や、役に立つ詳細なレビューは他の方にお任せして、ウィンドウズとともに育ってきたドザ(ウィンドウズユーザーの俗語)「37才のおじさんが、新しいMacBook Proを手に入れたら世界が変わったよ。」というお話です。

日本国内でアイフォンの普及が進み、今や僕の両親(70代)でもアイフォンを使用しています。なのに家にあるデスクトップやノートPCはウィンドウズ機という人がほとんどじゃないでしょうか。事務仕事での利用なら迷わずウィンドウズOSをお勧めします。

一方、家庭内(家族)での利用「写真や動画視聴など、いわゆるエンタメ要素重視」を想定した場合、「実はMacOSを選んだほうがハッピーになれることもあるんじゃないか?」という趣旨のもと、Mac初心者によるMac初心者のための新型レビューをしていきたいと思います。

筆者のPC使用歴は、ウィンドウズOSで18年。MacOSで3ヶ月です。ちなみに、直近まで使用していたのは、MacBook Late2008モデルですので、性能の比較対象にご注意ください。

とっても軽くなりました。

はい、完全に個人的感想です。今まで使用していたMacBookの重さは2.04kg、新型の重さは1.37kg。その差実に、670gもの軽量化に成功です。コンビニお徳用六条麦茶のペットボトル(600ml)を一緒にバッグに入れてもまだ軽い!

とにかくディスプレイが鮮明で、表示が少し縦に広くなりました。

解像度の違いでここまで変わるのか!という感動です。もうRetina以外には戻れません。しかも、1680 × 1050の解像度も選べるので、13インチとは思えない作業領域が確保できます。

モニター解像度のシェアについてこんなデータがあります。

webseeya.com

1位こそ「1920 × 1080」に抜かれたものの、2位の「1366 × 768」が未だに20%近いシェアを持っています。この「1366×768」の解像度ですが、縦方向の表示が断然苦しいです。ちょっと行数の多いエクセルなんか開こうもんなら、スクロールのし過ぎで、今どこを見てるのかすらわからなくなるレベルで狭いです。

そんな中、新MBPの画面解像度は「2560 x 1,600」と、圧倒的な描写力です。乱暴な言い方をするなら、「1366 × 768」の画面4つを、一つの画面で表示できてしまうイメージです。実際はスケーリングと言って、デスクトップの最大表示は、冒頭の「1680 × 1050」の解像度になります。

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ウェブサイトの読み込み時間が、爆速になりました。

HDD(ハードディスク)からSSDに変わるだけでこんなに早くなるなんて思いもしませんでした。光回線のくせになんでこんなに表示が遅いのか、と毎日一人でイライラしていたのなんだったのでしょうか。

おかげで、スカイプの画面共有の時など、相手の方をお待たせずに済むので本当に変えてよかったと思える点です。

30個くらいブラウザのタブを開きっぱなしにしてもサクサク動く。

これはメモリが関係しているのでしょうか?4Gから8Gと、一応スペックアップした恩恵を受けていると思われます。

GIMPが実用的な範囲で動かせるようになった。

無料の画像編集ソフト「GIMP」がまともに動きます。お高いAdobe製品を使用できない僕にとって、これは本当に嬉しい!2008モデルでフィルターぼかし処理なんてしようものなら、延々とレインボークルクル()を眺める羽目になりかねませんでしたから。インストール後、最初の起動時間さえ我慢すれば、あとは立ち上げっぱなしでも問題なく動いてくれています。
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バッテリーの駆動時間が半端なくのびた。

これは、完全な僕の主観的感想です。巷では、「公称10時間の発表だけど、6時間持てばいい方」としてバッテリーが思ったより持たない、と不評が目立ちます。

ですが、2008モデルを使用していた僕は、バッテリーのみで稼働すること自体が奇跡のようなものです。うっかりマグセーフが外れた状態で作業しようものなら、1時間30分も持たずにバッテリー切れの警告がやってきます。実際、新MBPなら、

  • クロームのタブを20個ほど開いた状態で
  • Gimpで画像加工して
  • keynoteで画像編集して
  • WordPressで文章を編集
  • スカイプで音声通話を小一時間

  • という日常の作業であれば、6時間は余裕で持ってくれます。

    ただし、電源のUSB-Cコードの挿しっぱなしには十分注意しましょう。
    マグセーフ式でなくなったことに加え、USB-Cの挿し込み部が異常に頑丈です。よくある、「通りぎわに電源コードに足を引っ掛けた」なんて場合は、間違いなく本体ごとぶっ飛んでしまいます。

    固定の専用スペースで作業する人には関係ないかもしれないですが、家の中で持ち運んで使用するような場合には、せっかくの綺麗な筐体が傷だらけにならないためにも、コードの扱いには十分注意が必要です。

    で、肝心のTouch barの使い勝手はどうなのか?

    最初に言っておくと、「あってもなくてもどっちでもいい。」というのが僕の感想です。ですが、大半の方がこのTouch barを楽しみにしているはずなので、役にたったと思う機能を、紹介したいと思います。

    「範囲選択してのスクリーンショット」のショートカットボタンが便利

    たしか、通常だと「⌘」+「shift」+「4」の同時押しでスクリーンショットの範囲選択ができたと思います。いつも指を3本使って、体をよじるようにして押していたので、バーにあるボタンから選べる機能は、とても重宝しています。
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    全角カタカナへの一括変換がわかりやすい

    PCを覚えてから18年の間ウィンドウズOSしか触ってこなかった僕は、「F7」・「F8」・および「無変換」のキーに大変お世話になって育ちました。それがMacOSになった途端、ボタン一つで思うような変換ができないことを知り、大きなショックを受けました。

    今でこそ、なんとか「fn」+「F7」で全角カタカナ変換を理解できましたが、どうにもあのJISキーボードのファンクションキーのプリントに惑わされて馴染めませんでした。(音量やら輝度設定のピクトグラムが目立ちすぎてFの番号が見えにくい!)
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    という訳で、新機種の場合バー上に、ローマ字入力中は常に「ひらがな」・「全角カタカナ」の変換候補を表示してくれています。ワンタッチで変換できるので、これはウィンドウズから乗り換えた人には、とてもありがたい機能です。
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    一番ありがたいのは「Touch ID」

    あと、touch bar自体の機能ではありませんが、「touch ID」のはものすごく便利です。スリープ状態からの復帰の時は、サッと人差し指を乗せるだけ。レスポンスも小気味よくて、とても気持ちいいです。
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    カードの登録など一通り済ませたので、多分Apple Payなんかの支払いにも使えたりするとは思うのですが、まだチャレンジはしていません。

    MacBook Pro2016 Touch barモデルはおすすめか?

    誰におすすめなのかという問題はありますが、僕のように、

  • 新しいものに興味がある
  • ウィンドウズPCから乗り換えたいMac初心者

  • の2つに当てはまる方には、「アレコレ迷わずコレ買っとけ!」と言いたいです。

    USB-A端子・SDカードなど、今当たり前に普及しているものが、そのままでは使えないというデメリットを声高に叫ぶ人もいますが、アダプタ次第でどうとでもなります。「物理ファンクションキーがないのはありえない!」という人もいます。そういう人は物理キーのあるものを買ってください。

    垂直統合プロダクトだからこそ惹かれてしまう

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    スマートフォンの話になりますが、皆さんはアンドロイドとアイフォンのどちらを使っていますか?僕はアンドロイドスマホを使っています。

    「スペック」という言葉はみなさんご存知の通り、「性能」です。この表面上のスペックだけを比べたら、アンドロイドスマホはアイフォンを圧倒している機種がたくさんあります。しかし、どんなに最新の機種にしても、些細な場面で突っかかったり、もっさりするのを感じてイライラしたことはありませんか。一方、アイフォンの場合、そんなに性能の高くない構成なのに、普段使いで突っかかったりもっさりしてイライラする場面は、圧倒的に少ないはずです。

    何が違うのか? 答えは、ソフトウェアがハードウェアに最適化されているからです。僕がいくら高性能のスポーツカーを手に入れたとしても、カローラを運転するF1ドライバーには絶対敵いません。つまり、最適に使いこなすための調整が一番大事ということです。

    パソコンに置き換えると、アップル社は「MacBook Pro(車)」というハードウェアと「MacOS(ドライバー)」というソフトウェアを、同じ会社内で一緒に作っています。一方、ウィンドウズPCの場合は、「パソコン」というハードウェアを様々なメーカーが独自に作っていて、そこに「windows」という別会社のソフトェアを載せています。どちらが有利だと思いますか?

    前者なのは一目瞭然ですね。実際にアイフォンを手に取ったことがある人なら、誰でも体感でわかっていることでしょう。今のウィンドウズユーザーは、Macに変えた時にアイフォンに触れた時と同じような感覚を覚えると思います。

    マイノリティ側でありたいという願望が充たせる玩具

    結論を言うと、これに尽きます。日本にいると、そこかしこでアイフォンを使っている人を見かけますし、某カフェに行けば、MacBookがずらりと窓際に並んでいたりします。

    一見、ものすごくシェアが高い製品のように見えるかもしれませんが、世界的なMacOSのシェアは7%前後であり、iOS(アイフォン・アイパッドなど)のシェアは15%程度と、どちらもかなりの少数派であることがわかります。

    ただし、アイフォンに関して日本国内に限定した場合、44.6%と一気に跳ね上がります。だから、僕はアンドロイドスマホを使っています。

    そして、MacBook Pro13 Touchbarモデルを買いました。玩具と言いながらも、さすがに20万するだけの性能はきちんとあります。

    トランプ大統領候補のおかげでものすごい円安の中、現在アップルの設定している為替レートは「1ドル99円」の大特価状態です。こんなチャンスはそうそうないと思いますので、迷ってる暇があったらすぐ買うのが吉です。

    では

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