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抗がん剤治療による完解導入
4/17~早速入院治療開始。
正式な病名は、フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ芽球性白血病。
略してPh+All と 呼ぶそうです。
Ph+は非常に予後が悪いのですが、幸いにも分子標的薬「スプリセル」という素晴らしい薬があるとのことで、治験グループにも参加して治療開始。
約1か月で完解導入成功も、Ph+は基本的に造血幹細胞移植が必要との先生談。
骨髄バンクに登録して、ドナーさんを待ちつつ3クールの治療明けの外泊期間中にまさかの再発‼
2回の造血幹細胞移植
結局、では適合ドナーは見つからず…
再発した病状の進行は予想以上に早く、早急な移植が必要だったため実の姉からハプロ移植を受けることにしました。(9/7)
移植前の抗がん剤投与、全身放射線照射(1度に浴びると致死量の放射線を3回に分けて照射)にも耐えて、ようやく無事に生着したと思った矢先…
まさかの移植後47日という驚異の速さで再再発してしまいました。
これまた、がん細胞の増殖スピードが半端ない‼
10/26の発見時、骨髄内に2%しかなかったはずが、わずか1週間で体内血液の60%まで一気に増殖。
これはヤバいということで、今度は臍帯血移植をすることになりました。
臍帯血とは、赤ちゃん出産時に採れる貴重な血液成分で、移植適合ハードルも低い為直ぐに移植出来ることがメリット。
逆に、体内生着率はぐっと低くなるので微妙なとこです。
抗がん剤でがんの進行を食い止めつつ、2度目の移植(12/25)。
説明の段階で生着率10%以下と主治医に言われるも、年明け早々には生着。
T315i点突然変異
効果抜群だったスプリセルという薬を服用中だったのに、なぜ再発したのか?
それは、フィラデルフィア遺伝子が突然変異を起こして薬の耐性を手に入れたから。
その変異の特定のために、血液の精密検査・解析センターに依頼していたのですが
作業は困難を極めるらしく、確定の報告があったのは4か月後。2回目の移植前でした。
しかもこいつは、今判っている変異の中では極めて予後不良。。。
それでも生きてます
3/3現在、貰った赤ちゃんの細胞は僕の中にしっかり根を張って、新しい血を作り続けてくれています。
移植後、2回の検査も無事にクリアし完解状態をキープしています。
このままずっと生きていきたい!
そして、望むべくなくしてこの病気と闘うことになってしまった方たちのために、自分が経験したことや知識を書き残していけたらなぁと思います。
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