忍び寄る病気の影に気づかず過ごした日々を振り返ってみる 2

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 前回のつづき

忍び寄る病気の影に気づかず過ごした日々を振り返ってみる

2016.03.08

 2015年4月10日、元々アレルギー体質な僕は、仕事の疲れがたまるとよく喘息を起こして吸入薬を使用していました。この時も、熱と喘息の症状が悪化しているものと思い込んでいたので、いつもの耳鼻咽喉科で診察を受けて吸入薬をもらって帰りました。しかしながら、吸入も吸って直ぐは効果があるものの、3時間程度でまた気管支が狭くなってヒューヒュー音が出る状態に戻り、また吸っての繰り返し。。しかもめっちゃお腹痛いし。。

たぶん今回は喘息のせいではないんじゃないかとようやく気付いたのがこの週末。

そして日曜日の仕事終わりに、どうにも体が動かない位疲れ切ってしまい、机で突っ伏していたところに、たまたま上司が通りがかり一言。

「顔色が尋常じゃなく青いぞ。風邪とかじゃない、ヤバそうだから明日休暇取って病院に行ってこいよ!」

「はい。。」

こうして公休と合わせて3連休になった自分は、ようやくまともな検査を受けるべく胃腸科へ向かうことになるのでした。

胃腸科で胃カメラ初体験したら血液内科の紹介状を渡された話

前回の兆候でも書いてましたが、とにかくお腹が張って痛いという状況が続いていて、食事の量もめっきり減っていました。押して痛みのある部位は、肋骨の真下みぞおちと、その直ぐ左隣の部分の2か所。空腹時はまだマシでも、食事を採ると物凄く痛くて脂汗が出てくる感じ。

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場所的には、胃炎・胃十二指腸潰瘍・もしくは脾臓が疑わしい様子。年明けから働き詰めだったこともあって、「急性胃炎か胃潰瘍になったと考えるのが一番しっくりくる気がする。」そう勝手に考えた僕はは、4月14日に設備の整った胃腸科の診察を受けに行くことにしました。

事情を話すと、やはり胃炎か胃潰瘍の可能性が高いってことで翌日内視鏡検査することになり一旦帰宅。当日は、初体験で相当ビクビクしてたんですが、麻酔?を吸ったら目覚めたときには検査も終わってました。「検査所見は異状なし。」少しただれているところもあったが軽度のため、症状もその内に回復するんじゃないかとの先生の言葉を貰い安心して帰宅。

・・・が、夕方近くになって病院から呼び出しの電話があり、急ぎ話したいことがあるとの事。訝しみつつ行ってみると、血液検査の結果が出たらしく、何やら血小板というものが物凄く少なかったので、【血小板減少症】という病気の疑いがある。紹介状を書くから検査を受けに行きなさいというものでした。

その時の先生の口ぶりは深刻なものでもなく、一応ね、といった感じだったので特に何も考えず紹介状を受け取って帰ったのを覚えています。

振り返ると、この時すでに血小板は5千まで減少していたんですね(通常は15-35万)。そりゃ鼻血は止まらないし、紫斑ができるのも当たり前な訳です。

いざ赤十字病院へ

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この時はまだ事の深刻さに気づいていなかったため、16日は普通に出勤。沢山の荷物の入ったダンボール箱を上げ下ろしする作業もこなしていました。そして、家に帰って風呂に入る時、キリンの模様のように斑点だらけになった自分の脚を見て本気でヤバいことになっているんじゃないかという事に初めて気づいたのでした。この日検索した内容で、HIV感染かという不安に襲われたのを鮮明に覚えています。

そして、2015年4月17日に、赤十字病院で「フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病」との病名告知を受けることになります。

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