インフルエンザ感染疑いによる緊急入院でわかった慢性GVHDの本当の怖さ

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ひろまさ(@hiromasa79)です。

一日中高熱が続いたので心配になり、夜間診察に行ったところ緊急入院となりました。。

このあいだ大口叩いたばかりで、なんとも微妙なタイミングでの体調不調。

カロナール(解熱剤)を飲んで一晩寝たらスッキリしたんですが、色々と気をつけないといけないことがわかったので、この辺り書き残しておくことにします。

サクッとね。

感染症はあくまでもきっかけに過ぎない

インフルエンザ感染疑いによる即日入院

入院時の症状

  • 発熱(38.0℃台)が一日続く
  • 頭痛
  • 喉の痛み
  • 鼻づまり

典型的な感冒症の症状ですが、今年はインフルエンザがシーズン中2度目の流行中とのことで、まずこれを疑いました。

インフルエンザの場合、発熱から12時間経過していれば検査ができます(24時間経っていない場合は、偽陰性になる場合もあり)。

陽性であった場合、発熱から48時間以内であれば、有効な治療薬(タミフル)を使用できます。

インフルエンザの検査(鼻の穴を綿棒でコチョコチョ)も陰性、血液検査では白血病再発の所見もなく一安心。

しかし!

  • 風邪がきっかけで慢性GVHDが発症するケースが非常に多い
  • 免疫抑制剤を中止したばかりのため、GVHDが発症した場合に重篤化しやすい
  • 抗生剤投与に5日間必要(※1)

との理由から、即日入院となりました。

(※1)インフルエンザのほか、RSウィルス・アデノウィルスといったウィルス感染に汎用性のある抗生剤の点滴治療。

本当の敵は合併症のリスクだった

風邪→肺炎→合併症

この流れは、多くの先人の方のブログで読んでいたこともあり、なんとなく理解してたつもりでした。

が、医師から本当に細心の注意を払って経過観察をしないと危険だと、改めて教えられました。

特に呼吸器(肺)において、移植片が過剰に免疫反応を起こすことで重篤な慢性GVHD(※2)を引き起こすことがよくあるということ。

(※2)GVHD=移植片対宿主病。
他人から移植によって譲り受けた細胞が、患者自身の身体を異物であると認識して過剰免疫反応(攻撃)してしまうこと。
急性期・・・主に移植から1〜2週間
慢性期・・・移植後120日〜

これを引き起こさないためには、体調の変化を細かく観察し、ステロイド剤と免疫抑制剤の投与を即時的に判断する必要があります。

慢性GVHDが移植後のQOLを大きく左右する

慢性とは、症状はあまり激しくないが、長期にわたってなかなかなおらないような病気の性質のこと。

というように、1度慢性GVHDを引き起こすと、以後の人生で長期間にわたり症状に悩まされることになります。

実際に移植患者会などに出席した際には、移植後7年経っても激しい乾燥・顔や手足のむくみ・帯状疱疹が続いており、生活に苦労しているという方がおられました。

また慢性期のGVHDについては、いつ発症するかしないのか予測不可能です。

今の自分にできることは、感染症にかかるリスクを最小限にする行動をとることだと、気持ちを新たにしました。

ではでは

急性リンパ性白血病になってから、5年生存まで残り1,127日。

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