ブログのマネタイズは小売業の売上予算の考え方と同じだと気づいた【前編】

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ひろまさ(@hiromasa79)です。

このブログ始めて3ヶ月半、実は最近気づいたことがあります。

それは、“ブログでお金を稼ぐこと”と、“店舗の売上を上げること”は同じであるということです。

えっ、今ごろ気づいたの? プ〜クスクス
笑われてしまうかもしれませんが、今まで気づいてなかったんですよね、これが。

もともと、収入を得るための手段として始めたブログですから、当然売上が上がったほうがいいわけです。

今までブロガーさん向けの記事は書いたことなかったんですが、誰かの役に立つかもしれないと思ったので、共有させてください。

というわけで今回は、ぼくが実際に販売員時代に、売上を上げるためにやってきた考え方を書き出して、それをブログ運営に落とし込むにはどうすればいいか?について一緒に考えて行きます。

それではどうぞ。

小売業の売上予算の考え方

お店には「売上予算」というものがあります。
ぼくも、販売員時代は個人売上目標、店長時代は店舗の売り上げ予算と、毎日のように数字とにらめっこの日々を過ごしていました。

大きな数字を細分化して身近な目標にする

今月の売上予算は400万円です!

いきなりそんな大きな数字を言われても、全くピンときません。なので、どんどん噛み砕いて小さな数字にしていきます。

  • 1ヶ月=4週間+αと考えると、1週間の売上予算は約100万円になります。
  • 土日でその週の半分の売上と考えると、平日で50万・週末で50万円になります。
  • 一日単位だと、平日は10万円・週末は25万円を売り上げる必要があることがわかります。
  • さらに、10時間営業だった場合、1時間あたりの売上予算は、平日:1万円、土日:2万円となります。


ここまでくれば、“平日の10:00ー11:00の1時間の売上予算は1万円”という超具体的な目標まで細分化することができました。

これは、“1時間の間に、1人のお客様に1万円分の商品を買っていただければ達成できる”という目標です。

どうですか?これなら洋服1枚あたり5,000円程度と考えても、シャツに合わせてパンツも一緒に買ってもらえたら、予算は達成できそうですね。

小さな実績の積み重ねが結果の数字になる

小売業の経験のある人ならわかると思いますが、月の売上予算達成!!というのは本当に嬉しいものです。

最終日に売上予算の100%達成したとしても、日別で見ると90%の日もあれば120%の日もあります。

ただしそれはあくまでも結果であって、意図してそうなるわけではありません。

毎日の予算に対して100%を達成しようという努力。その積み重ねが、最終的な達成につながることを忘れてはいけないということです。

戦略の決め方

売上目標が100万円だった場合、あなたならどんな方法で目標を達成しますか?

  1. 100万円の商品を1個買ってもらう
  2. 1万円の商品を100個買ってもらう
  3. 1万円の商品を2個づつ50人の人に買ってもらう
  4. 1万円の商品を2個づつ25人の人に2回買ってもらう


4つの例どの場合でも、目標の100万円を達成することができます。

ですがそれぞれの戦略によって、目的を達成するためのアプローチ方法は全然違ってきます。

ぼくの場合はチェーン店だったので、取扱商品の価格が決まっていました。なので100万円の商品はないのですが、例えば5,000円の商品より7,000円の商品がいかに魅力的であるかという提案することは可能です。

売上を決める要素

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“売上を上げる”ということは、現状の売上売上を構成している要素のうちどれかを上げることによって達成できます。

実は、先ほど挙げた「100万円の売上目標を達成するための4つの戦略」の中に、“売上を構成する要素”のが全て含まれています。

「売上=要素の掛け合わせ」から成り立っていると考えれば、「何の要素を上げれば売り上げが上がるのか?」が手に取るようにわかります。

これを計算式で表すと次のようになります。

  • 売上=客数×客単価
  • 客数=入店客数×買い上げ率
  • 客数=新規客+リピート客
  • 客単価=商品単価×一人あたり平均買上個数


ん〜、数式にするといきなりわけがわからなくなりますね。

ということで一つづつ解説していきます。

売上=客数×客単価

1万円の商品を100個買ってもらった場合、
売上(100万円)=客数(100人)×客単価(1万円)
という計算になります。

売上を上げるには、“客数”と“客単価”を上げれば良いということがわかります。

客数=入店客数×買い上げ率

ここでいう客数とは、商品を買ってくれた人のことを言います。

例えば、1,000人お店に入ってきてくれて100人が商品を買ってくれた場合、
買い上げ率(10%)
という計算になります。

売上を上げるには、“入店客数”と“買い上げ率”を上げれば良いということがわかります。

客数=新規客+リピート客

ちがう角度から客数をみると、新規とリピートという分類ができます。

売上を上げるには、“新規客”もしくは“既存客”を増やせば良いということがわかります。

客単価=商品単価×一人あたり平均買上個数

1万円の商品を2個づつ50人の人に買ってもらった場合、
客単価(2万円)=商品単価(1万円)×一人当たり平均買上個数(2.0)
という計算になります。

売上を上げるには、“商品単価”と“一人あたりの平均買上個数”を上げれば良いということがわかります。

売上を構成する要素のまとめ

売上を今より上げるということは、以下のうちのどれかの数字を上げれば達成することができます。

  1. 入店客数
  2. 買い上げ率
  3. 商品単価
  4. 一人あたりの平均買上個数


ここからは、各要素の数字を具体的に上げていくための方法について考えてみます。

❶入店客数を増やすためにできること

  • お店の外観は、清掃が行き届いて綺麗にしておく。
  • 外から見えるディスプレイは、お客様の興味を引く商品を飾っておく。
  • セールスレターを送る。
  • チラシを配る。
  • 目玉商品を店頭に並べておく。


  • 店の前を通行している人に対していかに入店してもらうか?

    どうやって目的を持ってお客様に来店してもらうか? といった考え方ができます。

    ❷買い上げ率を上げるためにできること

  • 店内に並んでいる商品は見やすいように整理して並べておく。
  • なるべく長く滞在してもらうために、リラックスして回遊できる環境演出をする。
  • お客様が必要とされるサービスを、適切なタイミングで提供する。


  • お目当の商品が決まっている人以外は、店内に滞在している時間が長ければ長いほど買い上げ率が上がる傾向にあります。

    ❸商品単価を上げるためにできること

  • 高単価の商品を紹介する。そのための商品知識をしっかり用意する。
  • 商品の値段ではなく、自分を信用して買ってもらえるように努力をする。
  • 低単価の商品の露出を控える。
  • ❹一人あたり買上個数を上げるためにできること

  • 複数の商品を紹介する。
  • 組み合わせたイメージをわかりやすくディスプレイする。
  • 実際に組み合わせで試着してもらう。
  • おまとめ購入にインセンティブをつける。


  • お客様は、自分の頭の中で想像できる範囲のものしか購入することはありません。

    どれだけお客様の意識になかったものを紹介できるか?、それを自分の事として捉えてもらうことができるか?がポイントになります。

    ブログ運営に置き換えて考える

    さぁ、ということでこの知識をブログの運営にどう異界していくかという本題なんですが・・・

    ここまでで結構な内容を詰め込んで書いたので、本題は次に回したいと思います!

    次までとか待ってられねーよ!
    っていう方のために、先に答えを書いておきますね。

    次回の内容告知

    ブログ収入=PV数×1PVあたりの収益

    PV数=ユーザー数×一人あたりの平均PV数

    PV数=新規ユーザーPV数+リピートユーザーPV数

    1PVあたりの収益=PV数×広告のクリック率(CTR)×1クリックあたりの単価(CPC)

    察し良い人なら、多分この書き方で全て理解しちゃうんじゃないかなぁ・・・と思いつつ今日はこの辺で!

    では

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